中大規模木造プレカット技術協会とは

設立趣旨

低層系の中大規模建築物の市場において、品質・コスト競争力のある木造建築の普及を図るため、プレカット等による標準化・合理化の仕組みを整備するなどの技術的支援を行うことを目的に、2015年4月に木造建築に係るメーカー・設計事務所などにより設立されました。

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  • 本会は全国の工務店・建築士・設計事務所などと連携して、木造標準工法の普及活動を行っています。
  • 本会は、個別の低層系中大規模木造建築に関して技術サポートを致しますので、お気軽にご相談ください。
  • 建設にあたっては木造標準工法にもとづき、地域の工務店・設計事務所・プレカット工場・材木店などが協働して建設を行い、地域材の利用も積極的に行うことで地域経済の活性化に貢献します。


木造軸組標準工法

[JIS A3301 木造校舎の構造設計標準 2015]と[標準断面寸法による市場流通材]および[標準接合による機械プレカット加工]にもとづく木造軸組工法です。

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● 構造性能
JIS A3301記載の構造仕様および本会の構造標準図の仕様等にもとづくことで、一定の構造性能品質が担保されます。
● 適正価格
流通木材及びプレカット加工を踏まえた工法で、適正価格を実現します。木造は他種構造より減価償却期間が短いため節税も可能になります。
● 大スパン・高耐力を容易に実現
トラス屋根(山形・平行弦トラス)、8mスパン床組、高倍率水平構面および高倍率耐力壁等で大空間を実現します。
● 防耐火設計
用途・規模に応じて適切に防火区画することにより、建築基準法の防耐火基準を満たしながら、室内に木材を現しにした魅力的な空間を実現できます。

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森林と木造建築

森林と環境
二酸化炭素(CO2)を抑制するには生活・産業からの放出を減らすこととあわせて、CO2を光合成で吸収・固定する森林を適正に管理し成長を維持することが大切です。我が国の森林は成熟期を迎えております。木材を有効活用して新たに植林を行うことでCO2を吸収する森林の活力が回復し、また地域材活用を通して地域社会も活性化します。
木造建築で低炭素社会
木材は他の資材と比べ製造に要するエネルギーが桁違いに少ない省エネ建材です。適正に計画された木造建築は数百年と寿命が長く、吸収したCO2を木材に固定・蓄積することができます。

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【一般社団法人 中大規模木造プレカット技術協会 事務局】
担当:遠藤龍一 TEL:(0545)37-2465 FAX:(0545)37-2466
〒416-0932 静岡県富士市柳島242-2 Mail:contact@precut.jp