第174回通常国会において成立した「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」(平成22年法律第36号)などの法整備に伴い、公共施設における木造化が進んでおります。これを受け、従来鉄骨造やRC造で造られてきた民間施設レベルの建築物の木造化も進むことが予測され、中大規模木造施設の中には、高耐力や大空間、高い階高等が要求されている事例もあります。
今回開発した「Aパネ工法」は、それらの要求に応えるべく、高耐力・広認定範囲・国産材活用等を実現した新たな工法です。今その利用が推進されているCLT(Cross Laminated Timber)を在来軸組の構造用面材として利用します。工期短縮並びに安全性を確保し、国土交通大臣認定と性能評価機関の構造性能評定を取得しました。今後、新築住宅~リフォーム・リノベーション~施設建築まで、幅広い分野への活用が期待された注目の工法です。
今年度からJAS構造材の補助事業が始まりました。Aパネは直交集成板(CLT)のJAS材としておりますので、対象木材となります。(CLTの支援額:¥150,000/m3)
本説明会では、施工事例の発表、また設計・施工方法の解説を致します。多数のご参加をお待ちしております。